2017年ラズベリーパイ各種OS・ディストリビューションまとめ2(メディアプレーヤー編)

LibreELEC

はじめに

ラズベリーパイのOS・ディストリビューションは、汎用のデスクトップタイプからメディアプレイヤー特化やエミュレーター特化及びその他の様々な用途のOS・ディストリビューションがあります。

今回はメディアプレイヤー型の各種OS・ディストリビューションの紹介をしていきたいと思います。

OS・ディストリビューション

メディアプレーヤータイプ

メディアプレイヤーとは、動画や音声のファイルを再生するためのアプリケーションソフトウェアの総称で、様々なフォーマットの動画や音声ファイルに対応しており、プラグインを利用すればインターネットラジオ等、様々な機能拡張が専門的な知識無しで利用できます。

その特性上、直感的に分かり易いGUIが採用されており、他の機器からブラウザ経由でアクセスできるものが多いです。

メディアプレーヤーの記事一覧

マルチメディア向け

動画から音楽、プラグインによる天気予報等の便利機能を使って幅広く活用できるタイプです。

音質に特に強いこだわりが無い方はこのタイプを使うのをおすすめします。

特に動作の軽快さから私のオススメはLibreELECです。

※tsファイルの再生はmpeg2ライセンスキーを購入してハードウェアエンコードする必要が有ります。

OSMC

2017年3月15時点でのバージョン:17.1

OSMC(旧Raspbmc)とはラズベリーパイ向けのKodi(旧XBMC)を使ったメディアプレーヤーで、ラズパイのメディアプレーヤーとしてはLibreELECと双璧をなすディストリビューションです。
(OSMCとは”open source media center”の略です。)

OSMCは後述するLibreELECと違い、元々Raspbianをベースとしているので、Rasbian対応デバイスが比較的正常動作しやすい反面、若干LibreELECより動作が重いという特徴があります。

インストール記事はこちら:2017年ラズベリーパイとタッチスクリーンでOSMCをインストールし動画再生支援機能を利用してTSファイル視聴

LibreELEC

2017年3月15時点でのバージョン:8.0.0(Raspberry Pi ZeroW用は8.0.1)

ラズベリーパイでメディアプレーヤーと調べるとOSMCの記事ばかりですが、ラズベリーパイ向けのKodi(旧XBMC)を使ったメディアプレーヤーとしてLibreELEC(旧OpenELEC)というものもあります。

どちらも使って見ましたが、こちらの方が動作が軽快で、操作性に関しても同じKodi(旧XBMC)を利用しておりほぼ変わりません。

少し前まではOSMCに比べデバイスの認識が弱く、私の環境では動かない物もありましたが、最新のバージョンではだいぶ改善されたようで私の環境では不具合もなくなった為、私は動作の軽快なLibreELECを使っております。

正直に言って、マルチメディア向けメディアプレーヤーならまずはLibreELECを使って、不具合があった方のみOSMCを使うというのがベストだと思います。

LibreELECの記事はこちら:「 LibreELEC 」一覧

ミュージックプレイヤータイプ

音にこだわりたい、ハイレゾを聴く、DAC使います、そういった方向けの音楽再生特化型プレイヤーです。

マイナーなものを含めると結構数がありますが、一般的には下記の2種類のプレイヤーがよく使われます。

Volumio

2017年4月15時点でのバージョン:2.129

ラズベリーパイのメディアプレーヤーで有名なのは、やはりVolumioとRuneAudioだと思いますが、Raspbianベースのプレイヤーの代表としてVolumioがあり、ミュージックプレイヤーとしては珍しく正式リリース済みの為、音に不満の出ない方はVolumioが一番おすすめです。

Volumioの記事はこちら:「 Volumio 」一覧

RuneAudio

2017年4月15時点でのバージョン:v0.3-beta

RuneAudioはVolumioとは違いArch Linuxがベースとなっています。
まだBeta版しか出ていませんがVolumioの音質に不満のある方は試してみると良いと思います。

公式サイトダウンロードページ:http://www.runeaudio.com/download/

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